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まぐろの切り身ス-プ

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主人が割引になっていたからと、まぐろの切り身を買って来ました。どうやって食べる?と聞くと、「任せる」と一言。それじゃ困るんだけど~。に、「日本人でしょ?」。ええ~、みたいな。 刺身?う~ん..ちょっと怖い..冷蔵庫を開けてみるも、日本の家庭に常備されているようなものはありません。う~ん...。結局、大蒜とキノコをみじん切りにして炒め、まぐろの切り身を入れ、ざっくり切ったトマトをバサッ、レンズマメ缶をドバっ。太ネギのぶつ切りをバラバラと入れ、調味料はインド系を少々。 「まぐろは煮すぎだけど、美味しい」と主人。「うん、美味しい!!」と息子。 ベ-スはイタリアン?調味料はインド。まぐろの旨みも手伝ってか、コクのあるずっしりス-プになりました。

お魚と言えば日本人と思うこちらの人は多いです。主人も私の知人友人たちも、日本人だから魚料理得意でしょ?ぐらいに思ってます。結婚当初は、よく主人が見たことない魚を買ってきたり、結構な大きさの魚を一尾丸ごと買ってきたりしてました。幸いにも、下手糞ではありますが捌けたので、ため息つきながら黙々と捌いては料理していました。 スイスにやって来てからは、魚を食べたくともそのお値段にとても手が出ずで、たまにイタリアに出向くときに買って来る程度。あとは缶詰。口にする機会がぐっと減りました。でも息子ができて、私たちと一緒の食事ができるようになると、やっぱり魚を食べさせたい。魚を嫌いにならないで欲しいと思うように。私が魚を好きだから、息子にも魚をと思うのかな。とも考えたんですが、それよりも、自分の中で日本の食文化である゛魚゛を伝えて行きたい気持ちも大きいのだと気づきました。そう、日本人だったら魚を食べる。これ、大事だと思うのです。 

こちらでは、国や地域の特産品があって、それを非常に大切にしています。特にイタリアなんてそうですよね。食があって、そこに土地の歴史がくっついてくる。 代々その民族に伝えられてきた食というのは、それなりに意味があると思うのです。 

それと、話し飛びますが…昨年、スイス軍の食事を国産100%にするという記事を読んだのを思い出しました。 当たり前ですけど、食って国防では最重要項。食を抑えられたら、どうにもなりませんもの。 そんな中、今の日本人は魚よりも肉を多く食べるようになったということを知りました。これって、危険なことのように思えます。魚を食べてきた民族が魚を食べなくなった...。海に囲まれた日本に暮らす日本人が魚をあまり食べなくなった。これって、政府が気にしなければならない事項だと思えるのですが...。

余談ですが、マクガバンレポ-トという米国議会に提出されたレポ-トがあります。これは、食の変化によって、民族がいかに体格や性格(質)が変わって行くかをレポ-トしたものだそう(本も出ています)。 昔からの食文化を大きく変えるというのは、どういうことか?考える必要が...ある時代なのかも?

063.gif宮内祥子さんという、フランスで食の勉強をされ、今は日本でお魚ソムリエをされている方のインタビュー動画を見ました。魚を食べる食べない以前に、お箸が使えない人が増えているのだとか。お箸が使えないってことは、手先も器用ではないのだろうな―と想像。こういうことって、様々な問題に繋がっているのかも。 まずは、お箸を使って魚を食べられる。子供の頃にさせとかなきゃいけないんだな~って、スプ-ン・フォ-ク文化の中で暮らしているので…ああ、大変だけど、がんばってお箸を教えないと!です..(ちょっと溜息)

宮内祥子さんのFB

by natsu2015h | 2016-06-16 17:31 |