サーカスの娘

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サーカスを観て来ました。といっても、普通に思い描くサーカスではなくて、一本の劇をふたり(夫婦)が演じます。サーカスの訓練を受けている夫妻が演じる劇なので、サーカス劇?とでもいいましょうか。 劇中ではアクロバットも披露してくれて見ていて楽しく、子供たちも大喜びでした。ひとつひとつの動きも機敏。無駄がありません。途中、小学校低学年の娘さんが芸を披露します。娘さんを真剣に見守るお父さんとお母さんです。 劇が終わった後、お父さんとスタッフがテントを解体し、お母さんは子供と遊んでいました。そんな家族を見て、なんか良いな~と。

パンフレットを見ると、まだまだ巡業は続くようで、ヨ-ロッパ中を回る予定だとか。娘さん、恐らく学校には行けてないんじゃないでしょうか。でもね、それもアリというか、良いかもと思うのです。小さい頃から芸を身につけ、舞台に出て、家族で旅して回る。礼儀や生きる術を実践しながら学び、家族仲良く生きて行く。学歴とか、良い会社に入るとか、人に(分かり易く)自慢できるという価値観ではないですし、苦労も多いかと思いますが、価値ある人生じゃないでしょうか。

「ステイタスの高い職業に就いて、周りから羨ましがられるけど本人は幸せじゃないのと、周りに自慢できる職種じゃないけど、本人が幸せなのとどっちがいい?」と、私の息子の将来について聞かれたことがあります。ふと、゛恐らく、こういう考え方の人って多いのかもな゛と思ったのを覚えています。 考えてみると、私たちは固定観念に縛られているのかもしれません。別に皆が皆、大学や高校に行く必要もないわけだし、人に自慢できる会社に入る必要もない。これが悪いというのではなくて、多くの人がここに大きな価値を見出し、他の価値観を下に見るのは勿体無くも思えるのです。 例えば、人に迷惑を掛けず、本人が幸せを感じられる生き方ができれば万々歳と考えると、もっと選択肢は広がってくる気がします。

この家族サーカス劇、いくつか賞を受賞したり、名のある雑誌からも賞賛されているとのこと。写真集も出ていて、劇が終わった後に手に取って捲ってみると、各国での巡業の様子、家族で練習している様子が掲載されていました。どれも印象深かったのですが、一番良いな~と思ったのは、観光地で普段着の家族が笑顔で写っているペ-ジでした。幸せそうだなー、とほっこりしてしまいました。

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by natsu2015h | 2016-05-10 17:47 | 日々の雑感