劇を観に

息子と劇を観て来ました。幸いにも通える距離に子供のための劇団があって、ヨ-ロッパ各国から俳優さんたちを招聘してもくれるので、良いものを安価で子供に見せることができます。今回観たのは、イタリア人の俳優さんが普段着のまま登場して、身振り手振りで童話をアレンジしたものを語ってくれるものです。劇場はほぼ満員。子供だけでなく、大人だけで来てる人たちもいました。

息子がまだ乳母車に乗っている頃から、劇場通いを始めました。子供のための劇ですから、気兼ねはいりません。 良いものを観ている時は、小さな子たちも静かにしています。とはいえ、たまにグズる子もいますね。暫くしてもまだグズっている時は、仕方なく外へ出ることもありますが、そんな場面に遭遇したのは2、3回だったでしょうか。時に子供たち同士でシーっと口に手を当てて注意するなんてことも。

息子は゛聴く゛という姿勢を劇場で学んだような気がします。 ある講座に申し込んだとき、年齢がまだ足らなかったので最初は断られました。でも空きができたので、私が一緒にいる条件で参加できました。次の回からは、静かににしてちゃんと話しも聴けるし、作業もできるからお母さんはもういいですよ。と。 これも劇場のお陰かな? 楽しみながらこういった姿勢を学べる劇場、おすすめです。

今回の劇で、あるアナウンスがありました。まだ劇場に来たことのない子供たちへの切符を劇団が用意しているから、興味のある人は声を掛けてくれというものでした。この話しに、突然イタリア人俳優さんがまだ普段着は普段着、コ-トを羽織ったまま舞台から出てきました。「素晴らしいことだよ!子供たちに劇場へ来る切っ掛けを与えるのは!気持ちが嬉しいじゃないか。そうそう、ナポリでは、カフェ・パガ-トと言って、お金のあるときに、次に来る人のコ-ヒ-代を奢ってあげるというのがあるんだよ。そういう・・なんか、こう・・人の温かみが嬉しいよね。是非、来たことのない子供たちがいたら、声を掛けてあげて!」

劇を観ているとき、子供たちは大いに笑い、時に怒ります。喜怒哀楽を学び、感じます。息子は気に入った場面では、隣に座る私に笑顔を向けて頷きます。息子の゛これでもかっ!゛という笑顔を見、たどたどしい言葉で感動を伝える様を見る度に、「ああ、連れて来て良かったな」と、私もホッコリしてしまうのです。

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by natsu2015h | 2016-01-18 18:43 | 子供 | Comments(0)