お母さん

いつも色々と誘ってくれる友人がいます。ありがたいことです。でも、イベント系は子供不可。始まる時間も夜の8時過ぎからなど、お母さん業してる身としては断るしかなく、申し訳ない限りです。仕方なく断ると、返ってくる言葉がいつも「ベビ-シッター頼みなよ」。友人は独身です。とはいえ、だからこういう言葉が出るのではなく、既婚だろうが独身だろうが子持ちだろうが、こちらでは割りに気軽に出てくる言葉です。

私がボランティアをプレ幼稚園でしていた時、ベビ-シッターさんのなんと多かったことか。子供は懐いて、「マンマ!」とシッターさんを呼ぶケ-スもあり、言われないと分からない場合も多々ありました。中には、住み込みでやっている人もいて、聞くと「両親はふたりとも仕事で違うところに住んでんの。交互に週末帰ってくるだけだから、そんなストレス無いわよ」なんてのも。

ソ-シャルアシスタントというのでしょうか?をやっていた友人がいます。随分と色々な家に行ったそうです。「大きなお屋敷にひとりで寂しく住んでる人って、結構いるのよ。私たちが行くとそりゃあ喜んでね」と。子供はいるけれど、訪ねて来ないそうです。「だって子育てしなかったんだもの。ああいう子たちって、大きくなってもシッターさんを゛マンマ゛っていまだに呼んだりするのよね。自業自得よ」。そういった現実を知る友人は、私にはしっかり子供の傍にいてやりなさいと言います。ある有名保育園で保育士をしていた人は、「働いて、それが保育料に消えて行くんだったら、子供の傍にいてやりなよって思うよね」と。

子供は母親が自分の楽しみ、自分が輝けるため?に外に働きに出たいのか、それとも本当は自分の傍にいたいけど、生活のために仕方なく働きに出ているのか...分かると思います。「えっ?キミのお母さんて、キミを置いて旅行したりしなかったの??僕の両親なんて、僕を祖母に預けてよくしてたよ」と言う人がいました。その時、あなたはどう感じた?と聞くと、ちょっと考えてから、「・・寂しかったな」と。 今、実際にお母さんしている友人は専業主婦です。そんな彼女のお母さんはキャリアウ-マンだったそう。離婚をしていたので、働くのは仕方ないと子供心にも分かっていたけれど、週末は母親自身のためにと、よく彼女を置いて遊びに出掛けていたのだとか。「分かってはいたけど・・・寂しかったな。だから、こんな思いを自分の子にはさせたくないんだ」

お母さんって、本当に大変です。私なんて主人とともに、ここでは外国人で誰も頼る人もいない中での子育てです。恐らく、私のような境遇の人って多いんじゃないでしょうか。これが近くにおばあちゃんやら、近所の肝っ玉母ちゃんなんかが、「アンタ、疲れてるね!アタシが子供をみといてやるから、ちょっと息抜きしてきなよ」なんて昔、昔の古き良き人間関係が存在してるならいざ知らず...だから、仕事でやってる見知らぬシッターさんにお金払って預けて...というのも分からないではないです。

「駄目だよ。せめて5歳まではそんなことしちゃ駄目。それは自分に返ってくるよ」とは、ベビ-シッターをしている友人です。自分だったら、家族以外の人間に自分の子は預けないと言い切ります。彼女は子供を持てず、ベビ-シッターを始めました。預けられてくる子供たちを、それは大切に一生懸命面倒をみています。 友人にとても懐いている子供がいます。その小さな子が、拙い言葉で友人に「私を捨てないで」と...友人が本当の母親でないことは、小さいながらも分かっています。母親は面倒をみず、放ったらかしにされたり、ぶたれることもあるそうです。子供にこんな扱いしかしない人ですが、また子供が欲しいのだそう...

プレ幼稚園にボランティアに来ていた美人のお母さんがいました。数ヶ月ボランティアをしたのち、仕事に就き去っていったのですが・・彼女がボランティアを始めた動機は、「だって、家と子供のことだけなんて退屈でしょ?真っ平ゴメンよ。や~っと子供が幼稚園入ったから始めたのよ」と。見つけた仕事もフルタイムにしたそうです。でも、「折角見つけたけど、ふたり目欲しいから来年には仕事辞めることになるかなー」。こういう言葉を何人かから聞きました。子供は退屈。でも子供は欲しい....

誘ってくれる友人には、先日メールを書きました。「見知らぬ人に、自分の楽しみのために子供を預けるつもりはないんだ。ごめんね」。大変なお母さん業ですが、次世代を作ってゆく大切な仕事でもあります。この仕事だけは、自分の代わりはいないんだと。シッタ-をやってる友人は、「大変だけど、がんばらないと。しっかり愛情込めて育てれば、子供が大きくなって巣立っても、たびたびあなたの所へ会いに来てくれる。大きな贈り物だよ」。そして、子供を持つということは、自分が育てる覚悟とセットになってるはずなのに、育てる覚悟が欠如してるお母さんが多すぎる...とも

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by natsu2015h | 2016-01-07 00:00 | 子供 | Comments(0)