訪問者

主人の実家へ滞在していた時、二度ほどギョッとする訪問者がありました。

インタ-ホンの音が聞こえたので一階の窓から覗くと、ガタイの良いアフリカ系と思われる黒人がニカッと笑って門扉に寄りかかり、掌を上にして軽く指を折り曲げる仕草を繰り返しています。驚いて姑をすぐに呼ぶと、手で<あっちへ行け!>とゼスチャ―してから、シャッとカ-テンを閉めました。なんだったのかと聞くと、「ああ、金呉れってよく回ってくるのよ」とのこと。しばらくすると、またインタ-ホンの音がしたので窓から覗くと、今度は東欧系の男性が箒を持って立っています。なんだかよく分からず、傍にいた舅を呼ぶと、手で<要らないよ>とゼスチャ―をして、カ-テンを閉めました。聞くと、定期的に東欧系のグル-プが物を売りに回ってくるのだとか。

主人の実家がある小さな町は、庭付きの一戸建てが多くあり、住民のほとんどがイタリア人です。でも移民が増えるに従い、こういったギョっとする訪問者たちが増えているとのこと。私は嫁いで来てから十年以上経ちますが、ここでこういった人たちが家を回ってくるなんて光景を見たことがなかったので、とても驚いたのですが・・「ああ、よく回ってくるよ。いつから?う~ん、いつからかな?もう随分になると思う」とは舅です。

それにしても、外国人が増えました。私自身も外国人になりますけれど....なんというか...これはちょっと・・という外国人が増えたというか...。少し前になりますが、実家から車で10分ほどの、日本人観光客にもそこそこ知られている町へ行きました。そして、息子と共に町中にある少し大きな公園へ。久々に行ってみて、またビックリ。外国人たちが民族ごとにグル-プを作って、そこかしこにたむろしています。まぁ、昼間だから大丈夫だろうと、遊具のある場所で息子を遊ばせていると、少し離れた場所で昼間から飲んだくれている外国人グル-プの子供がひとり、息子の近くへ寄って来ました。しばらく黙って見ていると、道にお菓子を間隔を空けて置いて、息子を手招きしています。息子が面白がって少しついて行くと、お菓子の道を伸ばしてゆきます。どうやら、遊具場から連れ出そうとしているようです。これは危ない!と思い、息子の手を引くと、外国人グル-プの子供は少し驚いて、大人たちのところへ逃げて行きました。

もしかしたら、ただの遊びだったのかもしれません。でも...遊びでない可能性も多分に孕んでいるようにも受け取れる状況....。帰宅してから、姑にこの話しをすると、軽く叱られました。昼間といえど、子供をあそこで遊ばせては駄目だと。「ここ数年、いや、10年...20年よね。外国人が本当に増えたわよね。もうあの公園は私たちの公園じゃないのよ」と。選別がされない、または緩い審査で外国人を大量に受け入れるということは、当たり前ですがこういった状況が誰の近くでも起こるということなんですよね。

日本でも移民をもっと受け入れよう!なんて話もあるようですが・・・題名が思い出せないのですが...日本人とのハ-フの女性が書いた、移民についての本が出版されるにあたってのインタビュ-記事が思い出されます。そこには、日本人のメンタリティ―では、移民は耐えられないものだと思うので、移民は反対だ。というものでした。この図太いヨ-ロピアンたちでさえ、移民に悩まされているわけで...(とはいえ、日本も大量の難民を受け入れていて、それこそ本当に大変な問題を抱えているんですよね。あんまり知られていないようですが...)

[PR]
by natsu2015h | 2015-12-30 00:00 | 日々の雑感